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国交省、コンテナ総重量確定方法のガイドライン改訂へ

2018年11月14日 (水)

ロジスティクス国土交通省は14日、国際海上輸出コンテナの安定的な輸送に必要な重量確定・情報伝達などのあり方に関する検討会の取りまとめを公表した。

検討の結果、「重量確定業務を行う者の取組みが多様な中、その状況を把握するための情報が不足」「重量確定業務を行う者の中に、制度の内容を理解するための教育・訓練等を受けていない者が存在」といった課題に対し、国際海上輸出コンテナ総重量確定の品質確保の維持・向上のため、コンテナ総重量確定方法に関するガイドラインを改訂することとした。

重量確定業務の各者の取り組み状況の収集・公表、教育・訓練の実施状況の手順書への明記など、ガイドラインの充実による品質確保を図る。

また、「荷送人が船社、港湾ターミナルに提供すべき標準的な伝達項目やルートが未定」「コンテナ総重量確定制度だけでなく、貿易手続き全般に関する電子化手続きの検討と併せて行うべき」などの課題に対しては、電子的情報の利活用を促進するため「港湾関連データ連携基盤」構築に向けた関連省庁・機関との連携を強化する。

今後、制度の円滑・適確な運用を図り、国際情勢の変化にも柔軟に対応していくため、検討会の取りまとめの内容を柱に、これらの施策を推進していくこととしている。

■検討会取りまとめ全文
http://www.mlit.go.jp/common/001261235.pdf