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佐川とイオン、ベトナムでビジネスパートナーシップの覚書締結

2018年12月3日 (月)

M&ASGホールディングスは3日、同社グループの海外事業統括会社SGホールディングス・グローバルのベトナム現地法人であるSG佐川ベトナムと、イオンベトナムがビジネスパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。

両社はこれまでも物流面での協業を行っており、2014年1月からイオン店舗に「荷物取次窓口」を設置し、個人宅向けにクールボックスを使った配送を佐川ベトナムが請け負っている。また、18年6月からはイオンが運営するECショップ向けの物流センター業務をスタートさせた。

▲(右)イオンベトナムの西峠泰男社長(左)SG佐川ベトナムの島﨑順二社長

今回の覚書締結を契機に、両社それぞれの強みを活かした安定的で信頼性の高い事業を相互に推進することや、社会貢献活動への取り組み・交流を促進していく。

イオンは、14年1月にベトナム第1号店となる「イオンモールタンフーセラドン」をホーチミン市に出店して以来、ベトナム国内で4か所の店舗とECショップを展開している。19年末に5号店となる「イオンモールハドン(仮称)」、2020年夏には6号店となる「イオンモールハイフォンレチャン(仮称)」の開業を控えるなど、ベトナムでの総合スーパー(GMS)事業を積極的に推進している。

佐川ベトナムは、ベトナムで総合物流企業として、サプライチェーンの上流から下流まで一貫した物流ソリューションを提供する事業を展開。近年では16年11月にベトナム南部ドンナイ省・ニョンチャックIII工業団地にマルチテナント型大型物流施設の稼働を開始したほか、同年12月にはベトナム全土に宅配ネットワークを持つデリバリー会社へのM&Aにより、顧客の生産・販売を物流面から全面サポートする域内ネットワークを構築・展開している。