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川崎重工、旋回式スラスタ「レックスペラ」生産1000台超

2018年12月13日 (木)

▲川崎レックスペラ

荷主川崎重工業は13日、船舶用推進装置「川崎レックスペラ」の累計生産数が1000台を超えた、と発表した。

川崎レックスペラは、水平方向360度の任意の方向に推進力を得られる全旋回式推進機で、推進機・舵の機能を備えている。高い操船性を得られることから、主にタグボートやサプライボート、特殊作業船、自己昇降式作業台船などに採用されている。

同社は、1975年に「川崎レックスペラ」の開発に着手し、89年に生産を神戸工場で開始した。その後、市場要求に応えるためラインナップを拡大し、現在、標準シリーズは11型式、水中交換式は4型式、昇降式は5型式を生産している。

2013年1月には播磨工場内に専用工場を立ち上げ、生産能力を強化。18年には推進性能の向上による省エネ化、船内でのメンテナンス性の容易化、優れた環境性能を実現する最新モデルのKST-E型(標準シリーズ)を開発し、初受注している。