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岡谷鋼機、倉庫建替えで昭和初期の外観再現

2019年1月7日 (月)

話題岡谷鋼機は7日、名古屋市中川区の物流倉庫「中川配送センター」を建て替えると発表した。老朽化に伴い建て替えを決めたが、現倉庫は1934(昭和9)年の竣工と昭和初期の面影を今に伝える歴史的建造物であることから、新倉庫も現倉庫が竣工した当時の外観デザインを再現したものになるという。

倉庫は港と都心を結ぶ水運物流の軸として名古屋の経済・産業の発展を支えてきた中川運河沿いに位置しているが、名古屋市と名古屋港管理組合が策定した「中川運河再生計画」で、運河周辺を「モノづくり産業ゾーン」「レクリエーションゾーン」「にぎわいゾーン」の3ゾーンに再編することを決めている。

同社は「歴史的価値の高い倉庫などの景観を維持・保存したい」という地域からの要望に応え、「昭和初期の原風景を残す」ため、建て替えに際して現倉庫竣工時の外観を再現することにした。

現在は平屋倉庫7棟(延床面積1131坪)となっているが、竣工当時は6棟構成(延床面積884坪)となっていたことから、建て替え工事は6億円を投じて平屋倉庫6棟(延床面積865坪)を建設、12月の竣工を目指す。