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クラリオン、長距離でも車両を自動で呼び寄せるシステム開発

2019年1月8日 (火)

話題クラリオンは8日、大規模駐車場などの長距離から自動車を遠隔操作で出庫させる仕組みを開発した、と発表した。日立オートモティブシステムズとの共同開発。

「センサーフュージョン技術」と、コネクテッド技術と位置情報制御技術の「統合技術」を組み合わた。入庫時に駐車に至る場内の周辺環境や経路、外界情報を記憶し、出庫時はドライバーがスマートフォン上の車両呼び出しボタンを押すことで、スマートフォンの位置情報と車両の記憶情報を元に自動出庫を開始する。

センサーフュージョン技術を基に走行可能領域を特定し、ユーザーの待機位置まで駐車場内を自動走行、経路上に障害物がある場合は回避する。導入したサーバーは、認証と出庫要求通知機能のみで構成し、ほかの車両の監視や車両運行制御を行う管理機能の追加も可能。

入庫時に記憶させた駐車環境をベースに、ユーザー位置までスマートフォンで自動で呼び寄せることができることから、建物の出入り口など人目に付く場所で乗車したい場合や、低温時や荒天時などに寒さや濡れることを回避したい場合などにも利用できる。