三菱ふそう、川崎工場にガス発電の新システム

拠点・施設三菱ふそうトラック・バスは15日、川崎工場に1次エネルギーから2種類以上の2次エネルギーを連続・同時に生成するガスエンジンコージェネレーションシステムを導入し、運用を開始した、と発表した。発電電力は5750キロワット。

これまで20年間使用してきたガスタービン式コージェネレーションシステムを最新のシステムへ更新し、これに合わせてシステムに対応する冷暖房システムの大規模リニューアルを行った。

発電電力5750キロワットのガスエンジンを利用することで、川崎工場で使用する電力量のおよそ半分をまかなう。発電時の排熱を利用した冷温水ネットワークを構築し、セントラル冷暖房システムとして川崎工場内に点在するオフィスや生産ラインの冷暖房に活用するほか、昨年12月末に川崎工場の敷地内に完成した本社「プロダクトセンター」へも導入した。

同社は「生産プロセスに利用する電力の供給だけでなく、発電時の排熱を冷暖房として同時に利用することで、エネルギー効率を高め、CO2排出量を削減し、地球環境保全に寄与していく」としている。