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三菱マテリアル、銅鉱石輸送船舶用バースを増強

2012年6月12日 (火)

ロジスティクス三菱マテリアルは12日、銅事業カンパニー直島製錬所(香川県香川郡直島町)でばら積み輸送船舶の大型化に対応するため、銅鉱石輸送船舶用バースの増強工事を開始したと発表した。

 

中国を中心とする新興国の成長に伴い、世界的に船舶需要が増大する中、ばら積み輸送船舶の大型化も進んでおり、銅鉱石の主要調達先であるエスコンディーダやロスペランブレスなどの南米の銅鉱山でも、大型船舶への切替えが進められている。

 

同社では、こうした銅鉱石輸送船舶の大型化の流れに対応するため、浚せつなど30億円をかけて増強工事を行う。これにより、全長190メートル、船幅32.3メートル、喫水12.27メートルの大型輸送船舶を受入れることが可能になる。

 

バースの増強で直島製錬所向け銅鉱石の安定した受入体制が整うほか、タイムリーな配船に大きく寄与することが見込まれ、同製錬所の本船バースから海外のセメント会社向けに輸出している銅スラグ船の大型化も可能になる、としている。増強工事は9日から着工し、来年5月下旬に完了する。