ロジスティクスハマキョウレックスが29日に発表した2019年3月期第3四半期決算(18年4月-19年3月期)は、売上高が11.6%増の870億円、営業利益が12.5%増の78億円となった。人手不足による厳しい経営環境が続くなか、主力の物流センター事業(3PL事業)が17%の増収、部門利益も12.6%の増益となり、好業績をけん引した。
物流センター事業では、前期までに受託したセンターか?段階的に業績に寄与し、期中に12社の物流を新規受託、このうち10社が稼働を開始した。これにより、同社の運営物流センター数は、HMKサービスの子会社化によるものと併せて115センターとなり、18年3月末時点と比べて12センター増加した。
運送部門(貨物自動車運送事業)は、ドライバー不足に伴う外注費の増加があったものの、運賃の値上げによる6.1%の増収効果で吸収、12.5%の部門増益を確保した。今後も「新たにリストアップした取引先との運賃値上げ交渉」や「同業他社との取引拡大に向けた取り組み」を進めながら、グループ会社間の連携拡大を図るため、配車担当者による合同会議を催すなどして業務効率の向上につなげる。通期業績は従来予想を維持する。
■2019年3月期第3四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
---|---|---|---|
売上高 | 87,011 | 11.6% | |
営業利益 | 7,803 | 12.5% | 8.9% |
経常利益 | 8,108 | 11.8% | 9.3% |
四半期純利益 | 4,739 | 14.1% | 5.4% |