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日立物流、チェーン上の課題電子タグで共有

2019年2月14日 (木)

ロジスティクス大量生産、多頻度配送を支える精緻なロジスティクスが実現されている一方、サプライチェーン全体としては食品ロスや返品といった課題が生じているとして、日立物流は13日、こうした課題に対応する「電子タグを用いたサプライチェーン情報共有システム」の実証実験に協力すると発表した。

大日本印刷が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受けて行う「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の一環として実施する実験に、昨年に続いて協力するもので、メーカー・卸売・小売・家庭などのサプライチェーンのさまざまなプレーヤーが商品に貼り付けられた電子タグを読み取り、取得したデータを連携することで、在庫の可視化や食品ロスの削減などの社会課題の解決を目指す。この実験で、日立物流は電子タグの発行から実験店舗への納品までの作業を担当する。

実証実験は2月12日から28日まで、東京都内のコンビニエンスストア2店舗、ドラッグストア3店舗で、(1)サプライチェーンのプレーヤー間の連携(2)店舗と生活者の連携(3)電子タグを用いた家庭内サービスの体験――の3要素を検証。日立物流は大田区平和島の物流センターで作業を実施した。