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日本GLP、八千代市にロコンド専用物流施設開発

2019年5月14日 (火)

拠点・施設日本GLPは14日、千葉県八千代市で新たに延床面積5万9000平方メートルの物流施設「GLP八千代III」の開発を行うことを決定した、と発表した。同施設は、靴と衣料品の通販サイトを運営するロコンドが、業容拡大により専用施設として利用することが決定しており、総開発費用は約110億円で、2019年12月に着工し、20年12月に竣工予定。

▲「GLP八千代III」の外観完成イメージ

ロコンドが20年3月竣工予定の「GLP八千代II」に続き、「-八千代III」の賃貸借予約契約を開発段階で決定した理由として、GLPは「現在利用中の施設と物流ソリューションへの評価に加え、同エリアにて業容を拡大するロコンドのニーズに物件の立地と施設提案が合致した」としている。「-八千代III」は、都心部まで約30キロ、京葉道武石インターチェンジまで約10キロ、「-八千代II」から徒歩約4分と近く、一体運用により人員、配送などの効率化が見込まれる。

施設の特徴としては、入出荷作業を行う一階の防火区画壁をすべて防火シャッターにすることにより、作業動線の自由度を高めるほか、Wi-Fiのアクセスポイントを倉庫エリアに設置することで、通信環境を整える。また、従業員の働きやすさを考え、車利用の通勤者向けに十分な駐車場を整備し、最寄り駅からの通勤をサポートするため電動自転車の無償利用サポートを行うほか、民間バスの路線引き込みについても検討している。ほかにも女性用洗面所の増設、大風量・大容量ファンの設置、宅配ロッカーの設置、近隣住民も使用できる利便施設の併設などを予定している。

日本GLPによる八千代市内での施設開発は3棟目となり、物流立地としての利便性と潜在力の高さから、いずれも着工前もしくは竣工直後に満床となっている。一層の事業拡大を計画しているロコンドが「-II」に続き専用施設として「-III」の利用を決定したのは、今日までに築いてきた両社の強固なリレーションシップによるものと考えている。今後もロコンドのビジネス拡大を支えていくと同時に施設開発・運営を通じて地域社会の発展にも貢献していく。日本GLPの帖佐義之社長
施設概要
施設名:GLP八千代III
所在地:千葉県八千代市緑が丘西6丁目
敷地面積:約2万9000平方メートル
延床面積:約5万9000平方メートル
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:2019年12月
竣工:2020年12月
認証取得:CASBEE(自主評価)予定