日本GLP、八千代市にロコンド専用物流施設開発

拠点・施設日本GLPは20日、千葉県八千代市で延べ5万4000平方メートルの先進的物流施設「GLP八千代II」の開発を行うと発表した。ファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンド（東京都渋谷区）が専用施設（BTS型）として全棟利用する。

GLP八千代IIは、物流拠点としての立地ポテンシャルや、2016年から既存拠点として稼働中の「GLP八千代」との併用により保管・配送・人員効率の向上が見込めるとしてロコンドから高く評価され、開発計画の早期段階から同社と賃貸借予約契約を締結した。

ロコンドは、Eコマース事業の取扱高300億円を目指すなか、物流業務の更なる拡大が必要で、GLP八千代IIはGLP八千代と併せてロコンドの全国配送拠点として活用される。

施設は、倉庫エリアと事務所エリアの親和性を高めるため事務所と倉庫間をガラス張りにし、庫内の状況が常に見える仕様としたほか、WI-FIのアクセスポイントを事前設置したことが最大の特徴。また、施設内での働く環境にも配慮し、超大型シーリングファン「ビッグアスファン」を倉庫エリア全体に設置するほか、女性が働きやすいよう、女性向け洗面所の機能を充実させる。

都心部まで30キロの千葉県内の内陸部、首都圏を環状に結ぶ国道16号線内に位置し、京葉道路武石インターチェンジ（IC）から8.5キロ、東関東自動車道千葉北ICから11キロと、首都圏への広域配送、千葉エリアへの地域配送に適した立地となっている。

また、東葉高速鉄道線八千代緑が丘駅から1.9キロで、周辺地域の人口増加も見込まれていることから雇用を確保しやすい。総開発費用は86億円で、19年1月に着工、20年3月の竣工を目指す。

■施設概要
施設名：GLP八千代II
所在地：千葉県八千代市緑が丘西8
敷地面積：2万8000平方メートル
延床面積：5万4000平方メートル
構造：耐震・鉄骨造
着工：2019年1月（予定）
竣工：2020年3月（予定）