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京東集団、レベル4自動運転配送車を初披露

2019年5月15日 (水)

サービス・商品中国・京東集団は15日、4月16日に上海で開催された上海国際自動車ショーで、限定された領域においてドライバーを必要としない自動運転が可能となるレベル(レベル4)の「自動運転配送車」を初披露した、と発表した。

今回披露した自動運転配送車は、無人で倉庫から配送ターミナルへ、配送ターミナルから配達員までの運送を行うもので、開発・製造にあたり中国の電気自動車メーカー「奇瑞新能源社」が車体のシャーシ部分を提供し、イタリアのイコナ社が設計と製造を行った。

車体には、高精度の測位を可能にする5つのレーザーレーダーが搭載されており、車線レベルの高精度測位が可能で、車両や歩行者、障害物、車道ライン、信号機、交通標識などの情報を正確に識別することができるほか、車線の保持や追い越し、前車への追従、縦列駐車、車庫入れなどを実現している。

京東物流は、自動運転技術の技術研究・開発に力を入れており、同社の末端配達ロボットは、現時点で北京、西安、雄安など約20都市で稼働しており、長沙市やフフホト市には世界初となるロボットによるスマート・配送ステーションを稼働させている。

自動運転配送車概要
全長:3.5メートル
容量:4000リットル
最高時速:時速80キロメートル
最大航続距離:410キロメートル