パナソニック、物流費上昇で雨とい15％値上げ

財務・人事パナソニックは21日、物流、原料、エネルギーコストの高騰が続いているとして、パナソニックライフソリューションズ社が手がける雨とい関連商品の価格を8月1日着荷分から15％以上値上げすると発表した。

原油、ナフサなどの石油化学原料、物流コスト、エネルギーコストの上昇に対し、同社はこれまで「生産の効率化や物流の合理化で価格維持に取り組んできた」が、「企業努力だけでは吸収が困難」だとして、大幅な値上げに踏み切る。

改定対象は雨といの本体と部材、関連する全商品で、代理店への出荷価格を8月1日着荷分から引き上げる。

これらの製品を管轄するパナソニックライフソリューションズ社ハウジングシステム事業部では、リフォーム市場を中心に中高級水まわり商品の販売を拡大し、収益力を高める戦略に取り組んでいる。