荷主電源開発は3日、経済産業省が行う「非化石証書トラッキング実証実験」に参加すると発表した。
この実証実験は、非化石電源で発電された電気であることを証明する非化石証書に電源種や発電所の所在地などのトラッキング情報を付与することで、この証書を活用した電気を需要家が調達した際、「再生可能エネルギー由来」とみなされることによって、企業の再エネ調達の選択肢を広げる取り組み。
実証実験への参加により、電源開発のFIT電源に由来する環境価値を証書化した非化石証書に、電源種や発電所所在地などの属性情報が付与されることになる。
小売電気事業者は、このトラッキング付非化石証書を取得し、電力と組み合わせることで、RE100に加盟する企業など環境意識の高い需要家への電力供給に活用できる。また需要家は、供給を受けた電気の再生可能エネルギー由来と、RE100への取り組みを訴求できるようになる。