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CRE、埼玉県川越市の賃貸物流施設が完成

2019年6月21日 (金)

拠点・施設シーアールイー(CRE)は20日、埼玉県川越市で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア川越II」が竣工したと発表した。

現地は圏央道坂戸インターチェンジ(IC)から4キロ、関越自動車道川越ICから7キロ、鶴ヶ島ICから7キロと3つのICを利用することが可能で、主要幹線道路の国道254号線も利用しやすい。市街化調整区域に立地しているが、従来からある物流施設の建物用途を継承する形で、賃貸用物流施設の開発が可能となったほか、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能だという。

ロジスクエア川越IIは隣接する2区画で構成し、東側区画1万2100平方メートルに建物を建築、西側区画2166平方メートルには駐車場スペースを設けた。入居企業の従業員が自家用車で通勤することも想定されるため、乗用車用駐車場を多く配置した。

建物は1万2100平方メートルの敷地に地上2階建て、延床面積1万4786平方メートルで、1フロア2100坪、1階北側に22台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応する。

倉庫部分は外壁に金属断熱サンドイッチパネルを採用し、庫内有効高さは各階6メートル以上を確保。床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、倉庫内の平均照度も300ルクス以上とした。2.5トンフォークリフトの走行にも対応している。

昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重4.1トン)を3基実装し、追加で垂直搬送機3基分の設置が可能。倉庫2階部分の荷物用エレベーター周囲を無柱構造とすることで、オペレーション効率や保管効率を高め、2階の床に2か所の将来コンベア貫通用床開口を想定した構造設計を採用。テナント入居時の各階にまたがった縦搬送マテハン設備の設置にも対応する。

トラックヤードの舗装には、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」を採用し、これまでは白色だった「半たわみ性舗装」に黒色顔料を添加して誘導ラインなどの視認性を高め、場内の安全性に配慮した。

ロジスクエア川越IIの概要
施設名称:ロジスクエア川越II
所在地:埼玉県川越市下小坂
敷地面積:1万4393.16平方メートル(4353.93坪)
内訳:建築敷地1万2100.78平方メートル(3660.49坪)
駐車場他敷地2292.38平方メートル(693.44坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造地上2階建て
延ベ面積:1万4786.36平方メートル(4472.87坪)
着工:2018年8月16日
竣工:2019年6月20日
設計施工:大末建設

▲庫内の様子