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横浜冷凍、長崎に魚選別・箱詰め設備を建設

2019年6月21日 (金)

フード横浜冷凍は21日、長崎市に「長崎ソーティングスポット」(仮称)を新設すると発表した。2020年5月の完成を目指す。

設備には魚の選別、凍結、箱詰めまでを自動で行うラインを導入し、作業時間を削減しつつ、社員の作業負担を軽減する。凍結、保管の際に使用する冷媒には自然冷媒(NH3/CO2)を用い、屋上には太陽光発電パネルを設置する。

同社の吉川俊雄会長は、起工式で「現在の施設は、すべての作業を人海戦術で行ってきたが、選別から凍結、箱詰めまで自動で行う設備を導入した。このソーティングスポットを使い、アフリカ・東南アジアへ日本の素晴らしい魚を輸出したい」と話した。

長崎県周辺の海域は黒潮から分岐した対馬海流が流れ、広大な大陸棚が広がるなど、多様な魚が集まる条件を備えており、水揚げ量は国内トップクラスの日本有数の漁場となっている。

長崎ソーティングスポット(仮称)の概要
名称:長崎ソーティングスポット(仮称)
冷蔵倉庫タイプ:凍結、冷蔵倉庫
所在地:長崎市三京町646番60、646番65
構造:鉄骨造
敷地面積:1万6463.31平方メートル(4980.15坪)
延床面積:9174.05平方メートル(2775.15坪)
選別棟:4838.55平方メートル(1463.66坪)
冷蔵倉庫棟:4191.93平方メートル(1268.05坪)
その他:143.57平方メートル〉
庫腹トン数:F級4779.01トン
凍結能力:165.88トン
主な設備:急速凍結設備165.88トン(41.47トン×4室)、自動鮮魚選別ライン・自動脱パンライン
竣工:2020年5月