国際オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は1日、同社が所属する海運アライアンス「ザ・アライアンス」に韓国の現代商船が正規メンバーとして参画すると発表した。台北で6月19日、2030年まで10年間の業務提携契約を結んだ。
これにより、ザ・アライアンスは各国の規制当局からの承認を前提として、20年4月からONE、ハパックロイド(ドイツ)・陽明海運(台湾)・現代商船の4社体制となる。
現代商船は2万3000TEU型12隻、1万5000TEU型8隻の新造船を発注済みで、それぞれ20年春、21年春から段階的に竣工。これらの大型新造船を投入する計画で、2万3000TEU型コンテナ船はアジア-北欧州サービスに配船される。
ONEは現代商船が加盟することにより「アライアンスのサービス品質、ネットワーク網やプロダクト競争力の強化、効率性の向上のほか、大気汚染物質の排出減少などに寄与する」と見込んでいる。