財務・人事ゼロが6日発表した2026年6月期の連結決算は、売上高が前期比1.8%増の1505億5600万円、営業利益が同0.8%増の103億1100万円だった。最終利益は0.5%増の72億1200万円となった。国内新車市場が低迷するなか、中古車輸送の受託拡大や輸送効率の改善、自動車周辺事業の伸長が収益を支えた。
主力の国内自動車関連事業は、売上高が2.4%増の712億900万円、セグメント利益が5.1%増の95億800万円だった。新車輸送台数は、国内自動車市場や主要受託メーカーの販売不振を受けて減少した。一方、下半期に中古車輸送の受託を強化したことで、輸送台数は前年を上回り、台当たり単価の上昇も増収に寄与した。
輸送機材のキャリアカーを複数の乗務員で共同利用し、稼働率を高めたほか、陸上輸送と海上輸送の経路を見直した。2026年1月からは、ユー・エス・エスグループのUSS東京とUSS横浜で、自動車オークション会場の構内運営業務を受託した。乗務員の処遇改善やシステム投資、2024年問題に対応する分業体制の構築、キャリアカーの整備・点検費用などでコストは増えた。
一般貨物事業は、倉庫の新規案件やバイオマス燃料などの港湾荷役量の増加により、売上高が4.6%増の68億500万円、セグメント利益が12.6%増の22億800万円だった。ヒューマンリソース事業もドライバー派遣の増加や送迎事業の料金改定で増収増益となった。
海外関連事業は売上高が横ばいの487億7500万円、セグメント利益が51.0%減の4億3700万円だった。マレーシア向け中古車輸出では、船舶滞留や船枠制限の改善で、国内に滞留していた車両の船積みが進んだ。一方、中国の車両輸送は日系メーカーの需要低迷や契約更新に伴う単価低下が響いた。
27年6月期は、売上高を前期比3.0%増の1550億円、営業利益を6.7%増の110億円、最終利益を1.2%増の73億円と予想する。中古車輸送の受託拡大や、USS東京・横浜の構内運営業務の通年寄与、タイの車両輸送会社の連結効果を見込む一方、人件費や海上運賃、車両整備費、システム費用の上昇を織り込んだ。
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