財務・人事福山通運が6日発表した2027年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比8.8%増の842億7900万円、営業利益が同2.2倍の55億2700万円だった。最終利益は63.6%増の44億4800万円。個人消費関連貨物に加え、在庫確保や前倒し出荷に伴う輸送需要が堅調に推移した。
主力の運送事業は、売上高が6.1%増の641億4000万円、営業利益が2.3倍の44億8900万円だった。顧客の出荷貨物を輸送形態に応じて5区分に分類し、適正運賃の収受を進めた。中東情勢の悪化を背景に、ナフサ不足を見越した在庫確保や前倒し出荷が増えたほか、原油価格の上昇で長距離輸送への対応が難しくなった運送事業者から福山通運への切り替えも物量増につながった。貨物重量は6.1%増え、積載効率や車両稼働率の改善が人件費、傭車費などの増加を補った。
貸切事業は、スポット顧客や既存顧客の取扱件数増加、定期貸切便とルート配送の運賃改定により、売上高が14.0%増の72億3100万円、営業利益が45.3%増の7億3500万円だった。流通加工事業は、倉庫稼働率の改善や単価改定を進め、売上高が7.5%増の62億2900万円、営業利益が16.0%増の10億7200万円となった。
国際事業は、買収した会社の新規連結効果やコンテナ輸送量の増加、通関料・ドレージ料金の改定が寄与し、売上高が64.2%増の49億9500万円、営業利益が2.7倍の2億2400万円だった。タイ-マレーシア間のクロスボーダートラック輸送では、往復貨物のバランス改善や燃油高騰分の価格転嫁を進めた。
通期業績予想は据え置いた。売上高は前期比5.0%増の3346億円、営業利益は同33.7%増の125億円、最終利益は24.1%増の170億円を見込む。第1四半期時点で営業利益の上期予想に対する進捗率は97.6%となったが、同社は今後の物量の反動減や、運賃単価が計画に届いていないことを考慮した。
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