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レンゴー、福島県の段ボール原紙拠点を増強

2012年7月5日 (木)

拠点・施設レンゴー(大阪市北区)は5日、連結子会社の丸三製紙(福島県南相馬市)が段ボール原紙(ライナ)生産設備を更新すると発表した。250億円を投じ、2014年度中に稼働を開始する。

 

丸三製紙はレンゴーグループの東北地方における段ボール原紙生産拠点で、ライナ用6号抄紙機、中しん原紙用7号抄紙機の2台の抄紙機で、月産約2万トンの段ボール原紙を生産している。

 

しかし、6号抄紙機は1973年の設置後39年が経過して老朽化するとともに、東日本大震災でも被害に遭い「環境面から最近ニーズの高まっている段ボール原紙の薄物化への対応も困難な状況となっている」として、6号抄紙機を更新することにしたもの。

 

丸三製紙は、昨年3月の東日本大震災、福島第一原子力発電所事故により、震災直後から3か月余り操業停止を余儀なくされたが、現在では震災前と同水準で操業を行っている。