環境・CSR商船三井は30日、海洋研究開発機構が行う海洋プラスチック汚染の科学的調査に協力すると発表した。
調査はパラオの独立25周年、日本パラオ外交関係樹立25周年を記念して開催される「2019-2020日本-パラオ親善ヨットレース」(神奈川県セーリング連盟など主催)に参加する競技艇、伴走船で、航路上の海水からプラスチック採取などを実施するとともに、結果の分析と科学的成果の創出を目指すもの。
レースに参加する競技艇、伴走船は12月29日に横浜をスタートし、1726海里(3197キロ)先のパラオを目指す。現地で開催されるレース表彰式などで採取結果の速報も実施するという。
海洋プラスチック汚染は地球規模での環境問題として生態系への影響が懸念されており、5月の国際海事機関(IMO)海洋環境保護委員会では、海洋プラスチックごみに関する調査を実施することが合意されている。