ロジスティクスSBSリコーロジスティクス(東京都墨田区)は6日、福岡市東区に新たな物流拠点「物流センター福岡」を9月に開設し、VMI(ベンダー管理倉庫)や3PLといった自社の強みを生かす物流機能を提供する計画を明らかにした。
福岡アイランドシティで建設が進む「九州日新アイランドシティロジスティクスセンター」(延床面積2万6300平方メートル)のうち9500平方メートルを借り受ける。機械部品、電子部品などのVMI、3PL需要に対応するほか、アジア向け貿易、福岡市街地から九州一帯をカバーする消費財の保管、流通加工、配送など幅広い物流需要をカバーする。
九州日新アイランドシティロジスティクスセンターは敷地面積1万4700平方メートル(4500坪)、地上5階建て(倉庫部分4層)、延床面積2万6300平方メートル(8000坪)の物流施設で、博多港コンテナターミナルから0.3キロ、福岡空港貨物ターミナルから9.3キロ、福岡貨物ターミナル駅から3.8キロと多様な輸送モードに対応する拠点が近く、2020年には福岡都市高速アイランドシティICが1.4キロの距離に竣工する。
出荷頻度や最適な作業動線を考慮した庫内レイアウトや物流技術を取り入れ、作業の省力化を進めて人手不足の解消につなげることで、リードタイムの見直し、物流コストの削減などに課題を持つ荷主の取り込みを図る。