タケエイ、JFEエンジニアリングとの資本提携を解消

話題タケエイは9日、JFEエンジニアリングと行っている資本業務提携のうち、資本提携を解消すると発表した。リサイクル・エネルギー分野を対象とした業務提携関係は継続する。

資本業務提携の見直しに伴い、同日付でJFEエンジニアリングが保有するタケエイ株式を対象とした株式売出しに合意した。

両社は2010年5月28日に、リサイクル事業などの拡大と発展を図るため、資本業務提携を締結。しかし、JFEエンジニアリングからグループ資本効率の見直しを目的とした資本提携解消の打診があり、「資本提携がなくとも業務提携効果を継続・強化することに関して、両社ともに一切支障はない」と判断。資本提携の解消と業務提携の継続を決めたもの。

一方でタケエイは、現在の東証マザーズ市場から、東証第一部か第二部への市場変更を準備しているが、東証が定める基準を満たすための株主数の確保が必要な状況となっていることから、新株発行による希薄化を避けながら、個人投資家を中心とした新たな株主を創出し、株式の流動性向上を図るため、JFEエンジニアリングが保有する株式の売出しを実施することにした。

JFEエンジニアリングが所有するタケエイの株式数は129万株で、持株比率は19.8％。