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日通、鉄道輸送強化見据えカザフスタン進出

2019年8月22日 (木)

ロジスティクス日本通運は22日、東アジアと欧州を結ぶ鉄道輸送の要衝、カザフスタン・アルマトイ市に駐在員事務所を開設したと発表した。これにより、日通の海外ネットワークは48か国、304都市へと拡大した。

新事務所では、中央アジアの地理的な特性を踏まえ、東アジアと欧州間のビジネス拡大に向けた将来的な事業性を検証するため、現地の情報収集、マーケティング調査を実施する。

具体的にはカザフスタン、CIS諸国の物流ビジネス情報を収集するほか、現地市場、インフラ、物流事情を調査。中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送のオペレーション向上を見据え、カザフスタン鉄道との業務連携の強化もミッションとする。

8月13日に行われた開所式には、同国産業インフラ発展省のティムール・トクタバエフ副大臣ら政府関係者のほか、中国外運関係者、KTZエクスプレスのアブドラエフ・ドミトリィ社長ら20人の来賓が出席。日通からは齋藤充社長、堀切智専務執行役員、東アジアブロック地域総括の杉山常務執行役員らが参加した。

齋藤社長は「東アジアと欧州をつなぐ役割を担い、物流を軸として当地の発展に寄与できるように取り組んでいく」とあいさつした。