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宮崎CF、暑さを「見える化」した取組みで大賞受賞

2019年8月26日 (月)

認証・表彰26日、国土交通省が労災防止や健康管理、労働支援などで先進的な取り組みを行っている企業を表彰する「船員安全・労働環境取組大賞」(トリプルエス大賞)で2019年度の受賞者が決定した。

▲暑さ計測器「パーソナル快適チェッカー」

大賞は、宮崎カーフェリー(宮崎市)の「暑さを”見える化”した熱中症対策」で、同社はこれまで感覚的な判断に委ねられていた休憩・水分補給のタイミングを暑さ計測器の危険指数を基準に判断するようにしたほか、爪や尿の変化などによる熱中症のチェック方法を注意喚起ポスターで掲示するなど新たな取り組みを実施。実際に熱中症の労働災害が発生したことを受け、迅速に改善に結びつけていることや、他社でも導入しやすい取り組みであることなどが評価された。

特別賞には、アズーロジャパン(東京都港区)と日本郵船の2社が選ばれ、内航タンカー船内の環境を整えることで不規則な睡眠・休憩の質を高める取り組みと、独自に開発したソフトウェアで高温・長時間となる機関整備中の事故を防止する取り組みがそれぞれ受賞した。

3社には9月4日に海事局長から表彰状が授与される。

 

▲宮崎カーフェリーの注意喚起ポスター