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28日からリコール開始

トレクス製セミトレーラに制動力低下のおそれ

2019年8月28日 (水)

行政・団体日本トレクスは28日、同社製セミトレーラのブレーキ配管部に不具合があり、最悪の場合、制動力が低下したり、ブレーキを引きずったりするおそれがあるとして、リコールを開始した。27日に国土交通省にリコール(市場改修)を届けた。

リコールは2017年2月21日から18年8月3日までの間に製造された221台が対象。同社によると、チャンバーの配管接続金具の選定が不適切だった。

このため、対象車両では走行振動などでブレーキ配管が大きく振れるケースがあり、振れに伴う応力で金具のOリングが損傷してエアが漏れ、制動力低下やブレーキの引きずりに至る可能性がある。

これまでにこの不具合による事故は確認されていないが、不具合確認件数は46件に上っている。リコールでは対象の全車両の接続金具を対策品に交換し、一部の車両ではブレーキ配管を接続金具に対応する長さのものに変更するという。