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UD、制御ユニット不具合でクオン3449台リコール

2019年8月30日 (金)

行政・団体UDトラックスは29日、運転者支援制御ユニットのプログラムに不具合が見つかったとして、国土交通省にリコールを届けた。

対象は2018年(平成30年)11月8日から19年(令和元年)6月27日までに生産された「クオン」3449台に搭載された「DACU 3」と呼ばれる運転者支援制御ユニット。これまでの不具合報告件数は12件で事故は報告されていない。

同社によると、不具合はシャットダウンプログラムが不適切なため、システム終了プログラムの実行中にエラーが検出された際、支援制御ユニットが再起動待機状態になることがあり、エンジン始動時に「アクティブセーフティ電制システム異常」のメッセージが表示され、車線逸脱警報や衝突被害軽減ブレーキなどが作動しなくなるおそれがあるというもの。

対応策として同社は全対象車両のプログラムを対策プログラムに書き換え、車両の保有者に対してはダイレクトメールまたは直接訪問して通知するほか、自動車分解整備事業者には日整連発行の機関誌に掲載し、改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.4557のステッカーを貼るとしている。同車種は7月にもかじ取り装置(キングピン)に不具合が見つかり、7749台がリコールとなった。