ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

航空貨物、韓国路線7か月連続で減少幅3割超

2019年8月30日 (金)

ロジスティクス国土交通省が8月30日に発表した航空輸送統計(6月分)によると、対韓国航空貨物輸送実績は1年前の実績を35.1%下回り、287万トンにとどまったことがわかった。韓国路線の貨物輸送重量は18年7月から前年実績を割り続けており、18年12月からは7か月連続で30%以上の落ち込みとなっている。

国際航空貨物全体の輸送量は12万4019トン(0.3%減)、6億9552万4000トンキロ(2%増)と大きな動きはなく、韓国路線の落ち込みがひと際目立つ格好となった。

国内貨物輸送は6万2783トン(6.9%減)、6762万1000トンキロ(6.9%減)と減少傾向が続いている。幹線路線では成田−新千歳(25%増)、成田−大阪(6.8%増)、成田−関西(6.7倍)、成田−福岡(28.8%増)、関西−福岡(2倍)、福岡−新千歳(11.4%増)、福岡−沖縄(0.3%増)、新千歳−沖縄(12%増)――と、19路線のうち8路線が前年実績を上回った。幹線全体では7.9%の減少。

ローカル線は羽田−熊本(0.8%増)、羽田−松山(1.6%増)の2路線が増加したものの、全体では4%の減少となった。