拠点・施設日清ヨークは31日、西日本地区初の生産拠点として兵庫県西脇市に新工場を竣工する。新工場は9月1日に完成し、9月末から稼働を開始する。
同社の基幹商品「ピルクル」は現在、関東工場(埼玉県羽生市)で生産しており、東日本を中心に販売展開しており、西日本地区ではコンビニエンスストア限定でピルクル(500ミリリットル)のみを販売している。同商品はコンビニエンスストアで乳酸菌飲料のカテゴリーシェアランキング上位に位置する人気の商品となっているが、生産能力の関係から西日本ではコンビニ限定の発売となっていた。
そこで、西日本地区へ本格展開するため、西日本地区への供給拠点として関西工場を9月末から稼動させることにしたもの。中国自動車道の滝野社インターチェンジに近く、物流面にも配慮した。同社は関西工場の稼動に先立ち、西日本地区の営業拠点を拡充。これによりピルクルの量販店などへの販売チャネルの拡大が可能となることから、2012年度のピルクルの売上高を50%拡大したい考え。
■関西工場概要
建設工場名:日清ヨーク関西工場
所在地:兵庫県西脇市鹿野町124-5
敷地面積:1万8135平方メートル(5485坪)
建物規模:延床面積5844平方メートル(1768坪)
生産品目:乳製品乳酸菌飲料ピルクル
生産能力:6万リットル/日
設備投資額:約40億円
竣工式:2010年9月1日
稼動予定:2010年9月末日
出荷エリア:中京、近畿、中四国、九州