デンソー、ブラジル新工場とテクニカルセンターで開所式

DNBRサンタバーバラ工場

拠点・施設デンソーは18日、ブラジルの生産会社「デンソー・ド・ブラジル・リミターダ」（DNBR）が現地時間17日、サンタバーバラ工場と同工場敷地内のブラジル・テクニカルセンターの開所式を行ったと発表した。

サンタバーバラ工場は、南米での今後の自動車市場の拡大に対応するため、既存製品の拡販と新たな製品の受注に向けた生産能力の増強に向け、第2工場として2011年1月からカーエアコン、クーリングモジュールの生産を開始。このほどすべての設備の設置が完了し、9月から新たにスターター、ワイパーの生産を開始する。

7月に稼動を開始したブラジル・テク二カルセンターは、現地のニーズに合わせた最適な製品を提供するため、南米向けのカーエアコン、スターター、オルタネーター、パワトレイン機器関連製品などの開発を行う。

車両実験風洞など、デンソーとしては南米初となる試験装置を備え、開発リードタイムの短縮を図り、競争力のある製品を開発する。

DNBRのクリチバ本社工場では、エアコンシステムの主要コンポーネントであるコンプレッサー、エバポレーター、コンデンサーやラジエーターを生産中だが、南米の自動車市場の拡大に合わせて、今後、生産能力の増強を図る計画。