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成田空港コミュニティに物流9社参画、CEIV認証目指す

2019年10月15日 (火)

ロジスティクス成田国際空港は15日、成田空港で国際航空輸送に携わる物流事業者9社とともにコミュニティを結成し、IATAが提唱する医薬品輸送品質認証「CEIVファーマ」の取得を目指すと発表した。CEIVファーマの取得によって「世界基準をクリアした品質の高い医薬品輸送ができる事業者」として認められるようになる。

コミュニティに参画するのは全日本空輸、日本貨物航空、貨物ハンドリング会社の国際空港上屋、JALカーゴサービス、フォワーダーの日本通運、阪急阪神エクスプレス、日立物流バンテックフォワーディング、郵船ロジスティクス、陸運の大隅物流――の9社。全日空は2017年10月に独自で認証を取得している。

物流の各段階を担う事業者が参加し、それぞれが認証を取得することで、成田空港で航空機到着から荷主への貨物の引き渡しまで一貫して高品質なサプライチェーンを提供できる体制を整える。

成田空港で取り扱う医薬品の貿易額は、港を含む全国の医薬品貿易額のおよそ半分を占めており、同認証を取得することで医薬品貨物の取り扱い品質を高め、航空物流拠点化をさらに促す狙い。