拠点・施設ADEKA(東京都荒川区)は2日、埼玉県久喜市のADEKAテクノロジーセンター久喜に建設した新たな基幹研究施設「半導体イノベーションセンター」が本格稼働したと発表した。約120億円を投じて整備した施設を半導体材料事業の中核拠点と位置付け、2035年度に同事業の営業利益325億円の実現を目指す。
新施設は地上7階建て、延べ床面積約1万1545平方メートルで、研究開発エリアは従来比2.7倍、クリーンルームは同2.5倍に拡張した。研究人員は約150人で、先端半導体向け材料の開発や評価設備を集約し、複数の開発テーマを並行して進められる体制を整えた。
同社はこれまで、高誘電材料(ALD材料)や化学増幅型レジスト(CAR)向け光酸発生剤(PAG)など前工程向け材料を強みとしてきた。今後は放熱材料や接着剤、導電性銅ペーストなど後工程向け材料の開発も強化し、半導体材料のラインアップ拡充を図る。
また、日本の研究拠点と韓国、台湾、米国のグループ拠点が連携し、顧客ニーズへの対応を強化する。ADEKAは今後も研究人員の増強や生産設備への投資を進め、総合半導体材料メーカーへの成長を目指すとしている。
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