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東京R&D、燃料電池小型トラックの公道実証開始

2019年10月31日 (木)

環境・CSR東京アールアンドデー(R&D、東京都千代田区)はこのほど、11月初旬から福岡市周辺の一般道路と高速道路を利用して、燃料電池小型トラックの公道実証走行を開始する、と発表した。

▲(出所:東京R&D)

同事業は、環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として、水素で発電して走行する燃料電池小型トラックの開発を行うもので、運行時に水しか排出しないため、環境にやさしいだけでなく、大規模災害時などの非常用電源としての利用も期待されている。

事業開始から4年目となる今年度は、水素システムの追加開発によって航続距離を150キロから210キロに延長。福岡市周辺の一般道路と高速道路で公道走行実証をすることで、実用化に向けた車両開発をさらに前進させるという。

トラックは、ベース車両にいすゞ自動車の「エルフ」を採用し、高圧水素容器3本を搭載。最高速度は時速105キロメートル、20%以上の登坂が可能で、水素の充填時間はおよそ5分。2018年11月には天神地区共同輸送(福岡市東区)の配送車両として運用実証されている。