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日本郵船・中間、定期船採算改善し黒字回復

2019年10月31日 (木)

財務・人事日本郵船が10月31日に発表した9月中間決算は、売上高8247億円(前年同期比9.9%減)、営業利益158億円(前年同期は41億円の損失)、経常利益160億円(90億円の損失)、最終利益111億円(97億円の損失)となり、業績が大きく改善した。

定期船事業部門は、商船三井、川崎汽船とともにコンテナ船事業を統合・移管したオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)の積高・消席率が順調に推移。運賃は北米航路が前年同期を上回る水準で推移した。欧州航路は需給バランスが悪化し、夏場のピーク時の上昇が見られず低迷したが、統合効果の積み上げや貨物構成の最適化などの改善策に取り組んだ。

前年度には開業直後のサービス混乱の影響や定期コンテナ船事業の終了に伴う一時費用が発生したが、これらがなくなった反動で収支が大幅に改善。国内ターミナルの取扱高も増えた。海外ターミナルは北米地域で港湾荷役事業子会社を売却した影響で減少した。

通期は売上高1兆6800億円(前期比8.2%減)、営業利益405億円(2.6倍増)、経常利益370億円、最終利益260億円を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/中間20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q
売上高824,737 [-9.9%]406,402 [-12.5%]1,829,300 [-16.2%]1,384,620 [-15%]
営業利益15,836 [ - ]5,470 [ - ]11,085 [-60.1%]4,564 [-81.6%]
最終利益11,123 [ - ]9,141 [ - ]-44,501 [ - ]-8,715 [ - ]
売上高営業利益率1.9%1.3%0.6%0.3%