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栗林商船、近海航路弱含み上期増収減益

2019年11月8日 (金)

財務・人事栗林商船が8日発表した2019年度上半期決算は、売上高が前年度比2.8%増の234億4000万円、営業利益が9.8%減の3億5300万円、上期最終利益が46.7%減の2億5900万円となった。

海運事業のうち北海道定期航路は、主要貨物の紙製品の減少、台風による配船変更や減便はあったものの、商品車両や雑貨の取り込みによって複合一貫輸送が増加。建築資材のスポット輸送を行ったことで貨物輸送量は堅調に推移し、燃料費も前年並みで推移したことで、「ほぼ前年並み」(栗林商船)の実績となった。近海航路市況は弱含みの状態が続いており、米中貿易摩擦による中国経済の減速、6月末からの悪天候や台風の影響でスポット船の収益が悪化したことで減益となった。

通期は売上高470億円(前期比1.2%減)、営業利益10億円(42%減)、最終利益8億円(51.2%減)と減収減益の見込み。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/中間20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q
売上高23,440 [2.8%]11,716 [1.9%]47,588 [3.5%]35,506 [1.9%]
営業利益353 [-9.9%]-83 [ - ]1,724 [-8.6%]1,153 [-32.1%]
最終利益259 [-46.7%]50 [-59.3%]1,637 [7%]1,062 [-24.8%]
売上高営業利益率1.5%-0.7%3.6%3.2%