財務・人事セイノーホールディングスが8日発表した2019年度上半期決算は、売上高3153億円(前年同期比4.3%増)、営業利益161億円(9.4%増)、上期最終利益211億円(2倍)となった。
主力の輸送事業は、中核の西濃運輸が都市間輸送で路線便の定時出発を目的に「ダイヤグラム化」による顧客への時間価値の提供、顧客が要望する運び方の提案などに取り組み、新規荷主の獲得、継続、貨物の確保に注力。適正運賃・料金、実費、燃料サーチャージの収受交渉を継続するとともに、メッセージアプリの活用を開始し、業務効率化を図った。アプリでは事前通知によって配達予定時刻を確認できるほか、配達希望日時の変更が可能。
また有明港(東京都)、敦賀港(福井県)から九州行荷物のフェリーによる運行を開始するなど、長距離路線便の一部を鉄道やフェリーによる輸送に切り替えるモーダルシフトの拡大に取り組み、「運び方改革」を進めた。
通期は売上高6360億円(前期比2.8%増)、営業利益332億円(6.4%増)、最終利益310億円(46.1%増)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | |
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売上高 | 315,342 [4.3%] | 153,439 [1.7%] | 618,436 [3.7%] | 465,544 [4.1%] |
営業利益 | 16,158 [9.4%] | 7,090 [-8.4%] | 31,209 [11.9%] | 26,096 [15.7%] |
最終利益 | 21,161 [101.7%] | 4,558 [-23.4%] | 21,216 [5.8%] | 18,452 [18.7%] |
売上高営業利益率 | 5.1% | 4.6% | 5.0% | 5.6% |