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セイノーHD、業務効率化に注力し上期増収増益

2019年11月8日 (金)

財務・人事セイノーホールディングスが8日発表した2019年度上半期決算は、売上高3153億円(前年同期比4.3%増)、営業利益161億円(9.4%増)、上期最終利益211億円(2倍)となった。

主力の輸送事業は、中核の西濃運輸が都市間輸送で路線便の定時出発を目的に「ダイヤグラム化」による顧客への時間価値の提供、顧客が要望する運び方の提案などに取り組み、新規荷主の獲得、継続、貨物の確保に注力。適正運賃・料金、実費、燃料サーチャージの収受交渉を継続するとともに、メッセージアプリの活用を開始し、業務効率化を図った。アプリでは事前通知によって配達予定時刻を確認できるほか、配達希望日時の変更が可能。

また有明港(東京都)、敦賀港(福井県)から九州行荷物のフェリーによる運行を開始するなど、長距離路線便の一部を鉄道やフェリーによる輸送に切り替えるモーダルシフトの拡大に取り組み、「運び方改革」を進めた。

通期は売上高6360億円(前期比2.8%増)、営業利益332億円(6.4%増)、最終利益310億円(46.1%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/中間20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q
売上高315,342 [4.3%]153,439 [1.7%]618,436 [3.7%]465,544 [4.1%]
営業利益16,158 [9.4%]7,090 [-8.4%]31,209 [11.9%]26,096 [15.7%]
最終利益21,161 [101.7%]4,558 [-23.4%]21,216 [5.8%]18,452 [18.7%]
売上高営業利益率5.1%4.6%5.0%5.6%