ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

住友鋼管、米国子会社の生産能力を増強

2012年7月26日 (木)

荷主住友鋼管は26日、米国インディアナ州の子会社「シーモア・チュービング・インク」の生産能力を増強すると発表した。投資額は15億円で、2013年下期から稼働する。

 

シーモア社は、造管ライン3基、冷間抽伸設備5基と多数の切断加工設備を保有しているが、米国の自動車生産台数が今後も回復・拡大するとみられることから、2014年にはシーモア社の生産能力がひっ迫すると想定し、第4造管ラインを設置することにしたもの。

 

これにより、日系自動車部品メーカーへの供給体制を強化するとともに、伸長する米国自動車用鋼管マーケットの需要を捉える体制が整う。第4造管ラインは小径厚肉用ラインとし、先に更新を決めた日本国内と同レベルの品質検査設備を備える。また、顧客から要望の強い高強度、高品質な小径メカニカル鋼管市場でさらなる事業展開が可能になるとしている。

 

シーモア社は、米国で事業展開している日系自動車部品メーカー向けを中心に、自動車用排気系ステンレス鋼管など自動車用メカニカル鋼管の製造・販売事業を展開している。