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オール真庭の共同集配拠点整備など助成事業に

2019年12月11日 (水)

産業・一般農林水産業みらい基金は11日、2019年度の助成対象事業8件を公表した。

同基金は、農林中央金庫が拠出した200億円の基金で運営されており、19年度は応募総数95件の中から8件に総額6億7780万円を助成することを決定した。物流関連ではオール真庭(岡山県真庭市)の計画生産・共同施設整備の取り組みが選ばれている。

オール真庭は、農家と連携して計画生産を行うことで、生産・出荷時期の調整と新品種の栽培を推進。加えて、共同利用できる農産品加工施設や集荷配送拠点を整備することで、真庭地区で生産された農産物を廃棄することなく売り切る仕組みを構築する。

同社は、主に真庭市の県外アンテナショップ運営を行っている会社だが、特産の「蒜山(ひるぜん)大根」などが同時期に大量に出荷され、値崩れや廃棄コストを発生させていることに課題を感じていた。