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NYK・MOL、九電向けに世界初・LNG燃料大型石炭船

2019年12月25日 (水)

ロジスティクス日本郵船、商船三井、九州電力の3社は25日、世界初となる液化天然ガス(LNG)燃料大型石炭専用船2隻の長期輸送契約に関する基本協定書を締結したことを発表した。

日本郵船の運航船は、大島造船所が建造し、2023年4月に竣工。商船三井の運航船は、名村造船所が建造し、同年6月に竣工する。竣工後は九州電力の石炭火力発電所向けの石炭輸送に従事する。

LNG燃料船は、従来の船と比べて硫黄酸化物(SOx)を100%、窒素酸化物(NOx)を80%、二酸化炭素(CO2)を30%排出削減することが見込まれており、両船で使用するLNGは九州電力の出資子会社「北九州エル・エヌ・ジー」(北九州市戸畑区)が陸上出荷設備を通じて供給する。

▲日本郵船運航船の竣工イメージ(出所:大島造船所)

▲商船三井運航船の竣工イメージ(出所:名村造船所)

▲LNGの供給イメージ(出所:日本郵船など)