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JR貨物1月輸送動向、暖冬で石油輸送が大幅減

2020年2月13日 (木)

調査・データJR貨物が12日に発表した1月の輸送動向によると、輸送量はコンテナが158.4万トン(前年同月比3.5%減)、車扱が83.8万トン(8.9%減)の合計242.3万トン(5.4%減)となった。

コンテナは、自動車部品(9.5%増)が東海・九州間で好調だったほか、農産品・青果物(1.2%増)は北海道地区からのタマネギの発送が順調に推移した。一方、紙・パルプ(6.1%減)は、販売不振に伴い全国的に在庫過剰で大幅減送。化学工業品(3.7%減)、化学薬品(4.4%減)は、米中貿易摩擦や中国経済の減速などに伴って輸出関連を中心に出荷が振るわなかった。食料工業品(1.6%減)では、現地生産化が進む清涼飲料水の荷動きが低調となった。家電・情報機器(11.7%減)では消費税増税後から販売不振が続いている。こうしたことから、コンテナ全体では前年同月比3.5%減の輸送量となった。

車扱は、暖冬で灯油をはじめとする石油輸送(12.2%減)が大幅に前年を下回り、車扱全体でも前年同月比 8.9%減となった。