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いすゞ、大型「ギガトラクタ」の改良モデル

2020年4月30日 (木)

荷主いすゞ自動車は28日、大型トラック・けん引車の「ギガトラクタ」を改良し、同日から全国一斉に発売することを発表した。

今回の改良では、大型トラック「ギガ」の先進安全装備をトラクタ用に調整して搭載。連結車特有の車両挙動に対応する。また、車両遠隔モニタリング機能を拡充し、安全運転支援や車両稼働状態の管理などを充実させた。

目標販売台数は、ギガシリーズ全体で年間1万台。価格は、標準的な仕様で2098万8000円(税込、東京地区希望小売価格)。

■主な特長
・ブラインドスポットモニター
車両の四方に設置したセンサーが自動車や人を検知し、衝突の恐れが高まるとドライバーに注意喚起する。連結されたトレーラの側方まで検知可能。

・歩行者検知機能付プリクラッシュブレーキ
検知性能を向上し、先行車に加えて横断中の歩行者や自転車まで検知対象を拡大した。

・全車速ミリ波車間クルーズ
車両総重量が大きいトラクタでも、停止・発進を含む全車速域で制御が可能。

・軸重モニター
車両の後軸重を表示する軸重モニターを一部車型に標準設定。あらかじめ設定した軸重を超過した際に警報を発する。

・新ハイルーフ&専用大型ヘッダーコンソール
全高3.8メートル級の新ハイルーフを標準装備。前面には専用の大容量大型ヘッダーコンソールを配備し、クラストップの室内高と収納容量を実現した。

・高機能シート
欧州で高い実績を誇るイスリングハウゼン社の高機能シートを標準装備。ショルダー調整機能やサイドサポート機能など、ドライバー個々の体形に合わせた細かい調整が可能。

・自己診断機能
尿素水残量、エンジンオイル交換までの残走行距離、バッテリー電圧・タイヤ空気圧の状況を車両自身が診断。遠隔地の運行管理者に知らせる。

・セーフティドライブ報告機能
遠隔地の運行管理者に安全装置の作動状況や使用状況を知らせる。プリクラッシュブレーキの作動など、緊急度の高い状況が発生した場合には、管理画面に即時反映させる。