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丸全昭和、堅調な物流が全社業績けん引

2020年5月14日 (木)

財務・人事丸全昭和運輸が14日に発表した2020年3月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が88億7700万円と、19年3月期の実績から18.3%伸ばした。売上高は5%増収の1228億100万円。また国際埠頭の株式を追加取得し、段階取得の差益21億800万円を計上したことで純利益は35.3%増の80億3000万円と大幅な増益となった。

主力の物流事業のうち貨物自動車運送は、関東で精密機器、アルミ製品の取り扱いが伸び悩んだものの、住宅資材、日用雑貨などの増加でカバー。中部ではステンレス製品が減少、関西では化成品やシステム機器が増加、中国、九州では、農業化学品の3PL業務を新規受注したことで取り扱いを増やした。

このほか港湾運送事業、倉庫業は、鉄道利用運送事業なども増収を確保、物流事業全体の売上高は5.7%増の1051億2600万円、部門利益も21.9%増益の72億7900万円となり、全社の業績をリードした。

今期は売上高1270億円(前期比3.4%増)、営業利益93億円(4.8%増)、純利益70億円(12.8%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高122,801 [5%]92,217 [5.6%]61,009 [7.3%]30,444 [6.8%]
営業利益8,877 [18.3%]6,539 [16%]4,229 [20.5%]1,978 [8.4%]
最終利益8,030 [35.3%]6,503 [46.8%]4,899 [75.3%]3,523 [112.5%]
売上高営業利益率7.2%7.1%6.9%6.5%