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日本ロジテム、通販好調でセンター事業利益3.4倍

2020年5月25日 (月)

財務・人事日本ロジテムが25日に発表した2020年3月期の連結決算は、通販関連の取り扱いが増加したセンター事業部門が全体の業績に大きく貢献し、売上高527億6700万円(前期比6.8%増)、営業利益11億1300万円(2.6倍増)と大幅に採算が良化した。

当期は国内で自社車両の増強や倉庫機能の強化、3PL拠点の新規開設を実施。海外では越・ダナン市で新倉庫の安定稼働に取り組んだほか、タイを軸にミャンマーやカンボジア間の輸送業務を開始するなど、インドシナ半島地域の国際陸上輸送の拡大に注力した。

主力の貨物運送事業は、輸送量の増加に加え、適正料金収受の取り組みが進捗したことで売上・利益ともに堅調に推移。センター事業は通販関連とインテリア関連の取り扱いが伸長し、利益面では自動化設備の導入などで庫内作業の効率化が進んだことにより、部門売上が15.1%増の121億7300万円、部門利益は3.4倍増の4億2300万円を計上した。

また、アセット事業も通販関連を中心に保管面積が拡大し、倉庫稼働率が高い水準で推移したため、部門売上118億1100万円(5.5%増)、部門利益11億5600万円(15.3%増)と利益を伸ばした。

今期の見通しについては、現時点で新型コロナウイルスの影響を合理的に算出できないとして、業績予想の公表を見送った。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高52,767 [6.8%]39,404 [7%]25,930 [8.2%]12,801 [9.4%]
営業利益1,113 [168.2%]817 [230.8%]502 [ - ]230 [ - ]
最終利益612 [674.7%]448 [286.2%]202 [ - ]-41 [ - ]
売上高営業利益率2.1%2.1%1.9%1.8%