ロジスティクス東京都トラック協会はこのほど、4月24日に国土交通省が告示した標準運賃を荷主企業に周知し、理解と協力を得るため、同協会の会員に対し荷主企業名の提供を要請した。
標準運賃は、ドライバーの労働条件を改善し、トラック運送事業者が法令を順守しながら持続的に事業を行っていくための目安運賃とされているが、これには荷主企業の理解と協力が欠かせないため、運送事業者を取りまとめる立場にある東京都トラック協会が荷主企業への依頼文書を作成し、協力を仰ぐ。
国土交通大臣に対し標準運賃に関する答申を行った運輸審議会は、国土交通省をはじめとする関係省庁が連携して荷主の協力を取り付けるよう意見を述べており、各地方協会を取りまとめる全日本トラック協会は、標準運賃を広く周知するためのパンフレット作成・配布などを今後実施していく。