フードオイシックス・ラ・大地は26日、医療従事者へ食品を無償支援するために同社が運営するプラットフォーム「ウィサポート」(WeSupport)で神奈川県と連携すると発表した。これにより、同社は新型コロナウイルスの感染予防や治療にあたる医療従事者に向けた食品支援に取り組む。
新型コロナウイルスの感染拡大後、医療従事者のなかには十分な睡眠時間を取れないまま感染予防や診療にあたるケースが少なくないといわれ、現場からは「満足に食事を取れていない」「栄養バランスを考慮した食事が取れていない」などの声が上がっており、長期化とともに精神的な負担も大きくなっている。
今回の取り組みは、こうした現状の改善につなげる目的で行うもので、「医療機関や医療従事者を応援をしたい企業」からの連絡対応や物資マッチングをウィサポートが、倉庫業務や配送をセイノーホールディングス傘下のココネットがそれぞれ担う。
すでに協賛企業は73社(26日時点)と活動の輪が広がりつつあり、提供される商品も菓子・レトルト食品・飲料など豊富な種類を取り揃えることとなりそうだ。