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三井E&S造船、6万重量トン型ばら積み船引渡し

2020年6月12日 (金)

荷主三井E&S造船は11日、玉野艦船工場で建造していた6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「フェデラルオーク」が完成し、同工場で引き渡したことを発表した。

同船は、同社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neo(ネオ)シリーズ」の第3弾である6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の36番船。4基のクレーンを備えた5つの貨物倉を持ち、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとする多様なばら積み貨物に対応する。

船首と船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性と波浪中の耐航性や操縦性にも配慮。主機関にはマルポール条約の窒素酸化物(NOx)排出規制の2次規制値を満たす電子制御エンジン「三井-MAN B&W 6S50ME-B9.3ディーゼル機関」を搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現する。また、ことし1月から強化された硫黄酸化物(SOx)排出規制強化に対応するため、燃料油の切り替えに対応できる複数の燃料タンクを有する。

フェデラルオークの概要
全長:199.99メートル
幅(型):32.25メートル
深さ(型):18.5メートル
総トン数:3万4582
載貨重量トン数:6万385メトリックトン
主機関:三井-MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関 1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:NK
船籍:リベリア
引渡日:2020年6月11日