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三井E&S、6.4万重量トン型ばら積み船引渡し

2019年11月27日 (水)

荷主三井E&S造船は27日、同社千葉工場で建造していた6万4000重量トン型ばら積み貨物運搬船「スターガイア」が竣工し、同工場で引き渡しを行った、と発表した。

▲スターガイア(出所:三井E&S)

同船は、環境対応・低燃費船ラインナップ「ネオシリーズ」の第6弾で、6万4000重量トン型バルクキャリアー「ネオ64BC」としては2番船となる。

船内設備には、5つの貨物艙、4基のクレーン、同クラスでは最大級のハッチ開口を備え、パナマックス幅で載貨重量6万4000トン以上を確保。旧型の「56BC」から大型化しながら使い勝手は踏襲した。貨物艙は石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとする多様なばら積み貨物に対応し、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応する。

また、環境面では船首と船尾に新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性と波浪中の耐航性・操縦性に配慮したほか、2020年1月から発効するマルポール条約の硫黄酸化物(SOx)排出規制に対応する排気ガス浄化装置を搭載している。

スターガイアの概要
全長:199.99メートル
幅(型):32.25メートル
深さ(型):19.45メートル
総トン数:3万6463
載貨重量トン数:6万4057メトリックトン
主機関:三井-MAN B&W 6S50ME-B9.3、ディーゼル機関1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:25人
船級:NK
船籍:シンガポール
引渡日:2019年11月27日