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富士フィルム、需要急減に対応、映画事業を転換

2012年9月18日 (火)

産業・一般富士フイルムはこのほど、進展する映画撮影・制作・上映・保存工程のデジタル化に対応し、事業内容を転換してデジタル化に合わせた製品・サービスを提供していくと発表した。同社はこれまで映画事業として、主に撮影用フィルムや上映用フィルムを販売していた。

 

同社は、撮影用フィルムや上映用フィルムの生産工程のコストダウンなどに取り組み、供給を継続してきたが、ここ2、3年で急激に需要が減少し、「企業努力の範囲を超えるものとなった」として、撮影用・上映用フィルムの販売を2013年3月をめどに終了する。

 

今後は、長期保存に適したアーカイブ用映画フィルムや撮影用の高性能レンズなど、映画事業のデジタル化に合わせた製品・サービスに注力する。写真フィルムは、今後も生産・販売を継続していく。

 

■販売終了製品
映画上映用カラーポジティブフィルム「ETERNA-CP」シリーズ
映画撮影用カラーネガティブフィルム「ETERNA」シリーズ、F64D
デュープ用フィルム「ETERNA-CI」シリーズ
デジタルインターメディエイト専用レコーディングフィルム「ETERNA-RDI」
サウンドレコーディングフィルム「ETERNA-RSN」
字幕/エンドロール用ハイコントラストパンクロマチックフィルム
映画上映用白黒ポジティブフィルム
映画撮影用白黒ネガティブフィルム
国内向薬品その他