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富士フィルム、パナマに物流拠点、中南米に進出加速

2012年12月17日 (月)

拠点・施設富士フイルムは17日、中南米市場でデジタルカメラ事業の拡大を加速させるため、コロンビアのボゴタに同国での直販機能を持つ現地法人「富士フィルム・コロンビア社」を、パナマに中南米地域の物流拠点となる現地法人「富士フィルム・ラテンアメリカ(パナマ)社」をそれぞれ設立し、年明けから営業を開始すると発表した。

コロンビアは2010年以降の経済成長率が年平均5%と着実に成長し、中南米地域でブラジル、メキシコに次いで多い4600万人の人口を持つことから、今後デジタルカメラのの需要拡大が見込めると判断した。

同社はこれまで、現地の販売代理店を通じてデジタルカメラを販売してきたが、直販体制に切り替えて現地に密着したマーケティング活動、迅速なセールス活動を展開する。

また、コロンビア以外にも経済成長率の高い国が多く、デジタルカメラ市場の高い需要が期待できるとして、地域の中心に位置し、物流コスト・交通利便性で優位にあるパナマに中南米地域の物流拠点を構えることで、販売代理店へのデリバリーリードタイムの大幅な短縮、代理店の在庫負担・輸送費負担の軽減を図る。

同社は昨年、ウクライナ、韓国、インドネシア、ことしはベトナム、南アフリカ、トルコ、スウェーデン、フィリピンで直販体制を構築し、デジタルカメラ事業の拡大を進めている。