フードアサヒロジスティクスは19日、関東と東北をつなぐ幹線便を整備するため、6月27日に東北エリア初進出となる「仙台共配センター」を開設すると発表した。
同センターは、常温、冷蔵(+5度)、冷凍(-25度)、超冷凍(-45度)の4温度帯に対応する共配拠点。延床面積は4165平方メートルで、仙台東部道路「仙台東インターチェンジ」から5キロに位置する。
施設内には、1時間あたりコンテナ300枚を洗浄できるコンテナ洗浄機を備え、冷凍庫内には保管数量1715枚の移動ラックを設置。1000平方メートル以上の広さを持つ冷蔵庫では、検品・仕分けなどの作業を行うことができる。
また、同社は庫内作業用に音声認識仕分けシステムを導入し、作業員をハンズフリー、アイズフリーとしたことでピッキング作業を効率化。倉庫管理システムにはシーネットの「ci.Hmalayas」(シーアイ・ヒマラヤ)を採用し、入荷・在庫・出荷・マスター管理を一元化する。
同社は今後、「東北全域をきめ細やかに対応できるネットワークを構築し、東日本の食品物流を強固な物流体制で支えていく」とし、東北エリアの食品物流網構築に自信をのぞかせた。